第15回全日本スノーボード選手権大会
Victoria Cup '97
[スラローム/プレスリリース]1997.3.14
今回で15回目となるJSBA全日本スノーボード選手権大会(地区予選を含む)は国内は当然の事、
海外でもスノーボードの競技会としてとして最古で最大の参加者(約11000名)を誇るこの大会
は間違いなく日本において最高のアマチュアスノーボード競技会である。
そして今年もまた長野県白馬乗鞍スキー場に日本最高のスノーボーダーが集まり、
JSBA全日本スノーボード選手権大会Victoria Cup‘97がスタートした。
大会初日はスラローム(回転)で、白馬乗鞍スキー場の若栗ゲレンデで行われた。
(ユース)
今年は4th ISF JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIPがフィンランドで同日に開催されている為、参加
者が少ないがそんな中、1、2本目ともラップを取った小口雅裕(スノーボードワールド)がダントツ
の速さで優勝した。
ちなみに彼の兄の小口貴博は4th ISF JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIPに参加しており、
兄弟揃って国内外で活躍している。
(ジュニア女子)
今年度から男女分けされたジュニア部門の女子で優勝したのは村上真世(ラインナップ)。
1本目2本目ともほぼ同タイムの確実なムラのない滑りを見せ他の選手を寄せ付けなかった。
また1本目にラップを取った細谷さくら(HOOGERJAPAN A TEAM)の滑りは素晴らしく今後の活
躍が
非常に楽しみである。
(ジュニア男子)
1本目ジュニアとして驚異の24秒台をたたき出した日栄里樹(ROSE MIST)が、そのまま逃げ切った。
ここ数年、レベルダウンが見られる北海道地区から突如出現したこのスーパージュニアは、
北海道スノーボードシーンの将来をリードする存在となるであろう。
(女子)
ジュニアに続き女子の部門を勝ち取ったのはまたしても西日本地区からエントリーをしている小谷
知恵子
(JEEK TNR)であった。西日本大会を優勝で勝ち抜いた彼女は全国大会でもその力をいかんなく発揮し
2位に1秒以上の大差をつけ、1、2本目ともラップを刻む完璧な勝利を飾った。
(男子)
昨年度、3位に甘んじた平野義文(コナサーフI.N.G)が今回は素晴らしい滑りを見せ、見事に優勝をさ
らった。
また同じ北海道地区からの出場している佐々木健太郎(パーキングポイント、ニデッカー)は19才
ながら
堂々の4位入賞であり、今後が活躍が期待される選手の一人である
ジュニアの日栄選手とともに北海道地区にとっては最高の一日なったのではないだろうか。
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